北見昌朗

女性の中には、昼はOL、夜はこっそり副業として水商売・風俗嬢をするという人もいる。その給与は、一般的には日払いが多い。つまり源氏名で、その都度、オカネをもらっているのである。 ところがマイナンバーという制度が始まると、風俗店で勤務する時も、マイナンバーの提出が必要になる。体験入店する時も、いきなり本名とマイナンバーを店に伝える義務があるのだ。 サラリーマンは、副収入があれば確定申告が必要になる。確定申告すると、昼間の会社に住民税の金額が通知されるが、あまりに年収が違うと、すぐ会社にアルバイトがバレてしまう。 それだけではない。風俗店で勤務していた記録が、その女性のマイナンバーに永久に記録されてしまうのだ。